聞き上手になってほしい

大学や看護学校に通って待望の看護師資格を手に入れ、ようやく就職してやりたい仕事ができるということになると、希望を胸に職場につくことになります。
看護師を目指す多くの人は高い慈愛や博愛の気持ちを持っていて、患者がより良い生活を送れるように頑張っていこうと気合を入れることでしょう。より現場で活躍できる良い看護師となることを目標に掲げる人も多いはずです。
しかし、活躍できる良い看護師とはどういう看護師なのでしょうか。患者から見て良い看護師となるためには何が必要なのかと考えると、なかなか難しいものです。
良い看護師の条件として考えられるのが、聞き上手ということです。患者は自分の病気に対して不安を持つとともに、その不安や病気そのものから受けるストレスに苛まれて過ごしています。それが原因でいくつもの悩みを抱えていることも多く、とにかく誰かに話を聞いて欲しいと願っていることはよくあるのです。そういった身の上話を気軽にしてもらえるような関係を患者と築くことができるというのは、良い看護師として認められた証拠といえるでしょう。プライベートの話をしないまでも、患者が自分の病気について調べたことを医療関係者に聞いてみたいと思ったときに、話しかけやすいのは看護師です。話を聞いてくれる看護師として信頼されていると、相談を頻繁に受けるようになるのではないでしょうか。
相談事をよくされる状況というのは、それだけ現場で必要とされていることにもつながります。聞き上手であることは看護師としてやっていくうえでとても重要なことだと言えるのではないでしょうか。

平和な老後を送りたい管理者の独り言